第48回世界選手権団体戦ドイツ大会 応援・観戦ツアー 観戦記
FIFAワールドカップより一足先に熱かった卓球ワールドカップ ブレーメン大会
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初の添乗員の仕事として向かったドイツ・ブレーメン。
往路のパリ発ブレーメン行きの飛行機は韓国代表チームと一緒の飛行機だった。「今回はどのくらいまでいけますか?」「中国にあたらなければ最後まで行くよ。悪いけど日本には負けないよ」とある選手は語っていた。飛行機は、プライベートジェットでよくみかける40人乗り程度の小さな飛行機。
横には韓国のコーチが座り驚いた。(なにしろ、10年前の世界の一線で活躍していた人が横に乗れば、驚くだろう。)
空港から市街地まで、トラムに乗っても15分。ドイツ代表のクローゼも所属するサッカーの強豪ベルダーブレーメンも存在するが静かな町。今回の添乗の仕事を受けても、どんな童話だったか思い出せない「ブレーメンの音楽隊」。街の中心には、触ると幸せになれるという、ブレーメンの音楽隊のモニュメントがあった。
大会前日には、こんなアクシデントが。お客さんを迎えに空港に行くと、大会委員会の人たちのテーブルが何やら動きが慌ただしい、何があったか聞くと、「アムステルダムからの飛行機が欠航になった。チームジャマイカが乗る予定だが、明日からの大会に間に合わないかもしれない」という。同じ飛行機には、弊社のお客さんも乗っていた。どうなってしまうのかと聞いたら、「選手を含め乗客はアムステルダムからバスでここまで来ることになった。あなた達のゲストも一緒のバスだろう。」といわれて、一旦ホテルへ戻りホテルのロビーでお客さんを待つことになってしまった。飛行機ならば1時間の距離をお客さんは5時間かかった。航空会社が悪いとはいえ、お客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
私たちは、結局ホテルでお客さんを待ちぼうけ。深夜の3時にお客さんがホテルまで来てくれた。
お客さんによると、チームジャマイカはブレーメンまで飛行機で乗せろと暴れていたらしい。何しろ明日から試合ならば当然だろう。(そもそも、試合の前日入りする事自体がジャマイカらしくて、なんだか良かった。これも国民性なのか)。そんなハプニングで大会は始まった。 |
| 4月24日 大会初日 |
観衆は、まばら。日本代表は初日から登場し、女子は福原が初戦を黒星でスタートという波乱のゴングがなった。
勝負の怖さをあらためて痛感した初日。卓球の団体戦というのは、本当に何が起こるかわからない。オーダー次第では、3-0が 0-3にもなってしまう。本当に怖い。
男子は、予選で早くも優勝候補の韓国と対戦。
日本には、絶対負けられないという感情があるのか、その気迫に日本は吉田の1本しかとれず、負けてしまった。
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| 4月25日 大会2日目 |
女子はダブルヘッダー
対アメリカ戦。といっても中国系移民選手が目立つ。結局はアメリカに圧勝してしまう。
2試合目は クロアチア戦。ここでも、何が起こるかわからない。個人ランキングというものが当てにならないように、福原がボロスに勝ってしまう。ヨーロッパの長身の選手相手にトップバッターで勝つのだから卓球は本当に何があるかわからない。
男子は、日系人選手もいるブラジル。
正直なところ、ギリギリ勝てた。そんな感じがした。ベテランの松下が2本取った。本人の若いチームだから経験が足りないという言葉を痛感した日本チームの勝利だった。 |
| 4月26日 大会3日目 |
1位通過には、負けられないシンガポール戦。
ここでも、福原がやってくれる。セットカウント2-2での10-9で1点リードの福原、ここでタイムが入る。もしここで私がテレビのプロデューサーなら、タイム終了後にサービスのためボールを話した瞬間に間違えなくCMを入れる。(最近の民放は見たいときに突然CMが入る)
1位通過と2位通過では、対戦相手がガラっとかわる。3−0で、ストレート勝ちだが実際には、ギリギリの3−0だった。
男子も 若手の岸川が、格上に勝利し、吉田の2本取りでクロアチアに勝利。この大会でも個人ランキングというのは、本当に曖昧なものさしであることを感じた。40位以下の選手は本当にレベルは紙一重である。
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| 4月27日 大会4日目 |
男子は、対ベルギー戦。かつての世界トップランカー・Jセイブが出ない。運も味方し、予選通過も見えてきた。しかし、ベテランPセイブが若手の岸川と吉田から2本取り、ゲームが終わってしまった。選手が一番悔しいのは確かだが、見ているこちらも悔しい試合となってしまった。
女子は 格下のスロバキアと対戦。危なげなく勝つ |
| 4月28日 大会5日目 |
男子
フランスに勝っても、得失点差によっては、予選落ちの崖っぷち。だがドイツの隣国、準ホームのようなフランスに苦戦。
結局、3-1で敗れ、決勝トーナメント進出は夢となった。しかし、若手には、いい経験となった。今回のキャリアを肥やしに
2年後は上位へ進んでくれるだろう。
女子チーム
福岡がまさかの失格。試合中には、電光掲示板が福岡の負けをさし、1-0の対戦成績が、逆になってしまった。ドイツ語で、説明をするが何が起きたか全くわからず、試合後になって監督から事情を聞いた。ラバーダインの成分が規定値を超えていたというが、何だか不運だ。しかし、選手が動揺しないところが今回の日本女子チームの強みだっただろう。メダル獲得圏内に突入。
明日は香港との決戦だ。
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| 4月29日 大会6日目 |
日本の女子チームが負け、落胆の感があった日本人の観客。しかし土曜日に重なり。事もあり、メインアリーナのお客さんが増え始め、地元ドイツチームの応援には圧巻された。2階席も開放され、打楽器と足を踏み鳴らして応援する独特の重低音に圧倒される。午後からは、ドイツ対ロシアが始まるとあって、駅から会場までの客足が絶えない。地元の利もあり3−0の快勝。試合後は、パブへと足を急がせる人たちが多かった。
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| 4月30日 大会7日目 |
4/30男子準決勝と女子の決勝。
中国からも、応援団が続々と駆けつけ爆竹は無しとしても、「加油」の連呼で会場が沸く。ボクシングで言えば、リングアナウンサーのような人が観客を煽り、雰囲気を盛り上げる。圧倒されたのは、準決勝の一試合目 ボル 対 馬。まるでサッカー場に来たかのような歓声。息がつまるようなラリーが続いたあとの、ブンデスリーガサッカーの試合を見に来てゴールが入ったかのような歓声。これが延々1時間近く続いた。日本の卓球もこれぐらいお客さんが集まれば、「興行として面白いな」などと思ってしまった。ドイツは中国に負けたけれども、スポーツはやはりホームでやるものだと改めて感じた。
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| 5月1日 男子決勝 |
お客様を空港まで送り、急いで会場に戻り1試合目の途中で間に合った男子の決勝戦。
この日は、中国対韓国の団体戦1試合のみだが、5/1のメーデーと合い重なって、満席。オ・サンウンがあっさり敗れ、3-0で負けてしまうかと思いきや、世界チャンピオン対オリンピックチャンピオンの対戦とあって嫌でも盛り上がる。柳がセットカウント2-1とリードするも、世界チャンピオンに軍配が上がる。最後も馬リンがストレートで勝ち文字通りの完勝だった。
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