VOL.7 (財)日本卓球協会マスターズラージボール委員 石塚 健三郎さん
ラージの普及に貢献されている国士舘大学講師の石塚さん。
国士舘大学講師
国士舘大学卓球部監督
東京卓球連盟常任理事
日本卓球協会マスターズラージボール委員
日本卓球協会公認上級コーチ
日本体育協会一級トレーナー
今回は2006年12月2日に上海で行われたラージボール講習&交流会での手ごたえなどをインタビュー!
Q 中国での初めてのラージボール講習・交流会でしたが、上海での反響はいかがでしたか。
中国では40㎜の卓球が盛んなので、ある程度興味を示すのではないかと期待していました。しかし、実際にこちらに来て見ると、質、レベル、そして参加人数も予想を上回っていました。今回の講習会には、約60名の中国のプレイヤーが参加してくれました。年齢も様々で大学生から70歳のベテランプレイヤーまで、そして元中国ナショナルチームに所属していたプレイヤーも初めてのラージボールに戸惑いながらもラリーが続く楽しさを感じてくれたようです。
午前中に講習会とゲーム練習をし、午後レベル別に総当りの試合をしました。初めてラージボールを打つのに、とても上手な人もいました。1回目は日本側がほぼ勝ちましたが、2回、3回と試合をしていくうちに、試合に勝つ人もでてきて驚きました。
そしてアドバイスの吸収力がとても早く、ラバーの違いやラージの特徴にすぐに気付き、習得力がとても早いと思いました。
上海でラージボールの講習をする石塚さん
Q 今までのラージの国際大会と比べると中国はいかがでしょうか。
過去の大会は日本人参加者の方が多く、海外で試合をするといっても外国の方と試合をする機会はあまりありませんでした。ハワイ・グアムの大会では外国の会場を借りて日本人の大会をするという感じで、普及という点では効果がありませんでした。昨年のドイツで行った大会は日本の参加者80名よりドイツ人の参加者が多かったので大成功と云えますが、今回の上海では、世界選手権の元チャンピオンや中国卓球協会の上層部の方々も集まってくれたり、最初は戸惑っているようだったが、打ち始めると夢中になっていた参加者の盛り上がりを見ると、上海にはラージボールが根付くのではないかと確信しています。事実、上海卓球協会の幹部の方も会場に足を運んでくださり、オープン大会開催の構想も具体的にまとまりつつあります。
Q 石塚さんとラージボールの出会いは?
20年前に荻村会長始め数名の方が生涯スポーツに適していると紹介してくれました。そして自分のストロークに合うと感じ、仲間が賛同してくれました。7~8年かけて少しずつ改善しながら今の形にしていきました。
Q ラージボール、日本の現状を教えてください。
20年前、最初の大会時はラージボールを理解して楽しさを分かっていた人は約90名でしたが、2回目以降試合の参加者も増え、現在ではラージボール人口は7万~8万、10万人弱の方々がラージボールを楽しんでいます。生きがい・健康増進・向上心・など目的は多々ありますが、競技スポーツとして、生涯スポーツとして両立しているスポーツではないでしょうか。今でも愛好者が増え続けているのが何よりの証拠です。
Q 問題点がありましたら教えてください。
今後日本だけでなく、世界に発信・普及・発展していく為にルールを見直さなければなりません。誰もがわかりやすいルールにです。例えば1台のテーブルコートセッティングの広さ。現在の5mX10mでは狭いので最低でも5.5mX11mが必要です。また、サービスの投げ上げる高さの問題。現行の任意だと「ブッツケサーブ」になりやすいため、ある程度高さを規定した方がよいと考えます。
中国についていうと日本に比べ、高齢者で卓球をしている人がすくないということです。平均寿命の問題にもなりますが、ダブルスなど平均150以上になるかなどの問題点があります。世界的なスポーツにする為にも、ルールを統一する国際機関設置も必要な時期にきているのではと思っています。
Q 先生の夢と、ラージボールの将来は?
生涯スポーツとしても、競技スポーツとしてもラージボールは本当に誰もが楽しめるスポーツです。世界の人々にこのスポーツを紹介し、楽しさを分かってもらって、近い将来には、現在2年毎に開催されている世界ベテランの様に、世界の人々が集まる世界大会を開催したいと思っています。現在その夢に向かって頑張っています。
上海交通大学の副学長と石塚さん 参加者で記念撮影
どうもありがとうございました。
今後も益々のご活躍期待しています。