1年間の上海卓球留学 民間レベルの日中友好(下)  石田 稔

1年間の上海卓球留学 民間レベルの日中友好(下)  石田 稔
卓球留学」には、すでにのべた「長期」のほかに、「短期留学」と「現地留学」がある。
このうちで一番参加者が多いのは、「短期留学」だ。これは、5日~1ヶ月で、大学の構内にある条件のいい交通大学賓館に宿泊し、復旦中国に通い、毎日午前2時間、午後2時間の訓練を受ける(これは観光ビザで、5月の連休や夏休みが特に多い)。一番多いのは、県下でも上位に入る社会人や高校生などで、基本練習のほかに、復旦中学(高校生)の卓球部員や社会人クラブと試合することもある。なお、大学の卓球部員などには、別のコースも設けられている。訓練の通訳は、早稲田大学卓球部のOBで、前述した琉華国際貿易上海有限公司の責任者の平敷さんだ。彼が来られないときは、長期の参加者が通訳するが、多くの場合はコーチのジェスチャーでだいたい通じる。                             訓練費とホテル代(3食込み)で、1日の総費用は、1万2000円(2人部屋であれば1万円とのこと)。なお、「長期」でも「短期」でも、ラージボールでの練習にも対応している。                                                                                   つぎに「現地留学」。上海に長期滞在している日本人商社マンの子弟も、毎週土日に練習に来る。以上のいずれの場合も、王コーチが中心になっているが、参加者の人数に応じて、復旦中学卓球部の顧問の先生や、上海体育大学の学生も手伝っている。余談になるが、この土日は、上海の子どもたちもこの横の3台の卓球台で、別のコーチによる多球練習を受けている。幼稚園や小学校低学年の子が主だ。

平敷さんの話によると、この「卓球留学」が始まったのは4年前から。「卓球留学」への参加者のほか、世界大会観戦ツアー、国際ラージボール大会への参加者などを加えると、600人ほどになるという。この「卓球留学」は、民間レベルで日中友好といえるだろう。

ぼくの「卓球留学」は、09年の1月で終わる。途中、体調を崩したこともあり、大きく上達したとはいえない。しかし、中国人コーチの熱く厳しい指導を受けることができ、日本では学べないことも学ぶことができた。

2010年5月~10月には、上海万博がある。中国旅行も兼ねて、あなたも上海へ「卓球留学」にきてみませんか。               

石田稔・・・1947年盛岡生まれ。早稲田大学大学院中国文学科終了。中国の国語教師などを経て、40代で上海と湖南の大学に学ぶ。「文化大革命」を扱ったストーリー性の強い作品である『乱世少年』の翻訳を手がける。中国児童文学研究会会員







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